NOAH FOUNDATIONの寄付活動

2017年3月に行われた、NOAH FOUNDATIONの寄付活動の様子が公開されました。

ファウンデーションメンバーの広報担当であるベアローズさんが、フィリピン内での諸問題を赤裸々に語っています。
是非ご覧ください。

私は今、メトロマニラ内、マニラの北東に位置する都市、
ケソンにやってきています。

ここケソンは、国内では治安も良く活気にあふれ、
経済発展によって豊かになっていくフィリピンの
勢いと潤いを象徴するような地域です。

成長を続けるフィリピンの中で、
医療の充実は今なお課題とされており、
国民がより安全な生活を送れるよう一層の整備と拡充が求められています。

特に、将来のこの国の担い手である子どもたちを様々な疾患から守ることは、未来のための最重要事項であると言っても過言ではないでしょう。

そんな使命を果たすべく、日々活動を続ける施設があります。
それがここ、
PCMC(Philippine Children’s Medical Center)です。
PCMCは35年前の創設以来、質の高い医療を未来の担い手たちに対して保証し、フィリピンの小児医療のトップリーダーとして走り続けています。

また、医療行為だけではなく、医療従事者への教育・訓練も行っており、中でも低所得地域の専門家への教育に力を入れているところはPCMCの大きな特徴であると言えるでしょう。

母国への貢献度は計り知れないものであり、
2015年にも表彰を受けています。

PCMCは、三次医療である救命救急の施設
PCMC Pediatric Intensive Care Unitも併設しており、
ここでは24時間サービスを提供しています。
その必要性と価値の高さは甚大なものですが、同時に、
施設を維持するためにも多くの費用を必要とします。
NOAH FOUNDARIONの活動を通じて生まれた利益は、
こうした意義ある施設や活動に還元されていきます。

ただ闇雲に投資するのではなく、
国の未来を見据えるからこそのなされるべき選択を、
NOAH FOUNDATIONはあらゆる場面において実行しているのです。

PCMC(Philippine Children’s Medical Center)でのインタビュー

B「皆さん おはようございます 私はベア・サンディアゴです。
こちらはPCMCのアメリンダ・マグノさんです。」

A「おはようございます」

B「ではPCMCについて、また病院の目指す目標について教えてください。」
A「PCMCはフィリピンの小児医療施設で、子どもたちに医療を提供しています。政府が所有し、管理する病院で、サービスの7割から8割は慈善事業です。
子供たちのために私たちがお金を払いますので、病院では一切費用はかかりません。
2割の患者さんが費用を払っています。
この数字からも分かるように、私たちは病気の子供たちを支援してくれる人々を必要としています。
また、小児向けの高度専門医療も提供しています。
ここは政府が推奨する小児向け専門医療機関です。
小児がんの患者さんもいますし、慢性腎臓病や心臓病の患者さんもいます。
皆さん、私たちを必要としています。
良心的な人々や組織の方々はPCMCを大きくしたいと考えています。
私たちは子供たちを“支援する医療機関”として存在していますので、外部からの援助は非常にうれしく思います。」

B「異なる分野からの援助ですね。ありがとうございました」

B「皆さん、こんにちは。
ノアファウンデーションのベア・ローズです
こちらは、PCMCのアゴダ医師です。
研修医として、ここで何を経験されてきましたか?」

A「私がこの病院に来て3年になります。
3年間、研修医として働いています。
ここはフィリピンの子供たちのための医療機関です。
他の医療機関には大人もいますから、ここは特別な施設です。
そして専門医療にも従事しており、心臓病や小児専門の医師がいます。
リファレンスセンター(※症例を集めて教育と研究を推進させることを目的とする施設)として、
数多くの難しい症例や一般的な疾患とは異なる症例に出会います。」

B「患者さんは異なる地域の方々ですね。」
A「はい、ここは推奨医療機関のため、患者さんは全国からやって来ます。」

B「なぜこの病院を選んだのですか?」
A「私がこの病院を選んだ理由の1つは、数多くの経験ができて、たくさんの症例を見ることができると思ったからです。
すべての医師が実務に携われるので、小児科医として良い訓練になります。」

B「ありがとうございます。お仕事頑張ってください。」
A「ありがとうございます。」

次にやってきたのは、ビトクルスにあるスラム街です。

先ほど歩いた都市部分は、大きなビルや観光客で溢れ、
フィリピンの目覚しい経済発展の恩恵を感じることができますが、ここでは同時に、そうした急激な進化が生み出した歪みを目の当たりにすることになります。

スラム街には、日雇い労働者などが住んでおり、衛生環境もとても悪いです。

ここで暮らす人々には、最低限の安全性すら保証されることはなく、医療や公共のサービスも満足に受けることができないまま、自分たちの力だけでの生活を強いられています。

そしてフィリピンに存在するスラムはここだけではありません。
全国各地に、まだまだ多数存在しているのが現状です。

NOAH FOUNDATIONの定義する「豊かで幸福な国」は、
格差を無視した表面上の成長・発展の先には存在しえません。
こうした不平等を解決し、負のスパイラルを阻止するためにこそ、当団体、当プロジェクトの意義を見出すべきなのです。

最後にやって来たのがここ、BGCです。

ある意味、多くのメディアで多く目にし、
皆さんがフィリピンの現状として認識する光景かもしれません。

ここはフィリピンを代表するビジネス都市かつ高級住宅街であり、旧空軍基地の跡地をAYALAが開発し、その地盤の上で成長を続けて来ました。

カフェやレストラン、ショッピングモールなどの観光施設を始め、高級住宅や大手企業のオフィスビルなどが立ち並んでいます。

今後も開発が進められ、この国の経済発展を都度証明するシンボルとして、将来的にも期待されています。

さて皆さんには今回のレポートを通じて、様々な角度からフィリピンの現状をご紹介しました。

フィリピンは所得配分の不平等がとりわけ高い国であり、
それは大きな社会問題のひとつと言えます。

発展を続けるフィリピンの光と影。
ここにそびえる巨大なビルも、綺麗な街並みも、
そして劣悪な環境下でその日暮らしをせざるをえない人々も、
そのどちらもがフィリピンのリアルなのです。